ダラダラと更新している「ドイツ旅行記」シリーズ。前回はトリーアの中央広場脇に建つ「聖ガンゴルフ教会」へ立ち寄りました。
とても素敵な教会だったけど、あくまで目的は「トリーア大聖堂」です。滞在時間はあまり無い。僕らは聖ガンゴルフ教会を後にし、トリーア大聖堂を目指して歩き初めました。
トリーア大聖堂へ
中央広場を抜け、大聖堂へ続く道へ入ると目の前に巨大な建物が見えてきました。トリーア大聖堂です。(すごく近い)
中央広場から脇道に入ると目の前に大きな建造物が現れます。
ドイツ最古の大聖堂「トリーア大聖堂」
大聖堂というと、ケルン大聖堂やロートルダム大聖堂の様なゴシック建築を想像するけど、トリーア大聖堂はそれらに比べ装飾が少なく、それが逆に迫力を増している。あまり見ないタイプです。
元々トリーアはローマ帝国時代から続く歴史の長い街。このトリーア大聖堂もドイツ最古の大聖堂であり、4世紀に建造されその後1996年までの非常に長い年月に渡って増改築が続けられてきました。時代ごと違った建築様式で増改築されたため、様々な様式が混ざっているのです。詳しい話はWikipediaに記載されています。
早速、中に入っていきます。
広い・・。写真では伝わりづらいけど、相当広い空間。有名なケルン大聖堂などは高さがあるため縦に長い空間ですが、このトリーア大聖堂は縦横に広い。ある意味ガラーンとした空間ともいえます。
スケールの大きさに圧倒されてしまいます。そして、とても静か。静寂な空気感。なんだかジーンと来ます。
トリーア大聖堂の平面図
トリーア大聖堂の平面図です。大聖堂はその建物自体が十字の形をしているものも多い。トリーア大聖堂は、ほぼ長方形の箱型になっています。そのためがらんとした広さを感じます。
トリーア大聖堂の内部写真
僕らはPortal zum Paradisから入りました。まずは平面図の下側 Westchor から上側 Ostchor Ostkrypta へと見ていきます。詳しい事は分からないので写真でお届けいたします。
キリスト像と白い天井とのコントラストが強烈に美しい。
斜めから。天井の曲線が美しいです。
とても細かい彫刻が施されている。
天井の彫刻アップ。近づいて見ることの出来ない箇所なのに非常に細かい部分まで彫り込まれています。
ここから回れ右して上側に向かいます。
大聖堂を支える10本の柱にはそれぞれこのような装飾がある
見てて飽きない。
ピンクと白のコントラストがとても綺麗。
なんだかものすごい。
それぞれが全く異なるデザインです。
壁にも至る所に彫刻がありました。柵までかっこよすぎる
こちらもすごい。意外だったのがドクロの意匠が所々ありました。
大司教が話をする場所なのかな?
パイプオルガン。巨大です。こちらも細かい装飾が施されています。
こちらもパイプオルガン?ちょっと小さめ
上側に来ました。中心に見えるオレンジ色が気になる。
近くまで来てみました。すごい彫刻です。
中央に穴が空いています。
中央の穴から向こうを覗いてみる。同じ建物内とは思えない別空間が広がっているように見える。まるで天国でも見てるような気になりました。中心には黄金の十字架が浮いています。
しばしここで眺めていました。なんにも考えられない。とにかく圧倒的な空間。
十分に堪能してら、回れ右をして帰っていきます。
上側から見た所。また印象が異なります。それにしても広い。
日本の仏閣建築は庭なども含めて表現しているけど、西洋の聖堂建築は、建物の中だけで表現しているんですかね。
最後に気になった場所や物の写真を載せておきます。ディティールがどれも素晴らしかった。
その他、気になった場所や物の写真
このようなロウソクを供える(?)場所が大聖堂には大抵あります。ロウソクは売っているから、購入して火をつけて置くことが出来ます。お賽銭的なイメージでやっておきました。
なんか不思議な彫刻が。ベルセルクに出てきそう。
これなんだろう?
壁の柱装飾。ディティールがカッコいい。
金の門がすごい。
柱の彫刻。盾と剣。このモチーフは沢山見掛けました。
階段の手すりがヘビになっていた。
これだけ異色だった。どう考えてもデザインが違う。なんだろう。
トリーア大聖堂を後に。
以上、トリーア大聖堂でした。
生まれた街の大聖堂、ずっと観に行きたかったから大満足でした。この後は、大聖堂を後にして、別の教会へ行きます。トリーアは世界遺産に登録されているだけあって、見所が沢山。急いで次へ向かいます。