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人と話す時、自分の配偶者の事をなんて呼んでいますか?

嫁、相方、奥さん、妻、女房、家内、連れ、等々、日本語には色々な言葉があるため、人によっても呼び方がまちまちですよね。若い世代は「嫁」とか「嫁さん」って呼ぶ人が多い気がしますし、世代が上になると「妻」とか「家内」って言う人が多いように思います。

僕はというと、最初は「嫁」って呼んでいたんですが、なんか違和感を感じるようになり最近は「妻」って言うようにしています。なんか得体の知れない恥ずかしさもありますが慣れている最中です。ブログに書く時はだいたい「妻」と書いています。

でも、なんでこんなに色々な呼び方があるんでしょうか? それぞれどんな意味合いがあるのかちゃんと理解しようと思い辞書で調べてみる事にしました。

大辞林で意味を引いてみました。

便利な世の中になりました。手のひらに辞書がある時代。iPhoneアプリの大辞林は入れておくと便利ですよ。ではそれぞれの辞書的な意味を紹介します。引用は全て大辞林からです。

①息子と結婚した女性を親の側からいう語。息子の妻。
②結婚する相手の女性。「—を探す」「—をもらう」

親の側から表現する語とあります。そうすると自分の配偶者に対して「嫁」というのはなんだか微妙に思えてきますね。母親と同じ呼び方をするわけですから、ちょっとマザコンっぽく感じてしまうのは僕だけでしょうか。

でも、嫁って呼び方は一般的ですよね。よく耳にする。なんというか一番照れが少ないように感じます。

奥様

①他人の妻を敬っていう語。もと、公家・大名などの正妻をいったが、のち一般の武家・商家でも言うようになり、現在は広く一般に用いられる。「—はお元気ですか」
②召し使いなどが、女主人を敬っていう語。「—からの下され物」

他人の配偶者を表す言葉なので、自分の配偶者を呼ぶ言葉として正しくないですね。「うちの奥様」とか言うとなんだか丁寧に聞こえていたんですけど、これからは「あ、この人日本語間違えてるな」と思ってしまいそうです。

奥って表現は考えてみると面白いですね。「奥方」を辞書で引くと「内に深く入った方」とありました。主人が表に出て、奥様は内(=家)を守るというような意味合いでしょうか。日本的な表現ですね。

奥さん

他人の妻を敬っていう語。「—によろしく」〔「おくさま」より少しくだけた言い方。現在は広く一般に用いられる〕

こちらも奥様と同様ですね。よりくだけた言い方と。

家内

①家のなか。また、家族。「—安全」
②自分の妻をいう語。「うちの—が言うには・・・」「家のことは—に任せてあります」

配偶者を表す言葉としては妥当ですが、夫は外で稼いできて、家は妻が守る。今でいう「専業主婦」を指す言葉ですね。夫婦共働きの家庭で「家内」という呼び方をするのは正しくないという事になりますね。

そもそも若い人で「うちの家内は」っていう人にはあまりお目にかかりません。50代以上の方がそう呼ぶイメージがあります。

相方

①相手。相手方。特に、三味線の伴奏者。また、万歳などの相手役。
②(「敵娼」とも書く)遊郭で、客の相手の遊女。

遊女って(笑)
相方って読んでいる人は、これを機に見直した方が良いかもしれません。長く同棲していて男女関係というより友達関係になってるカップルが使っているイメージがありますが、万歳の相手役ってニュアンスが近いのかな。

女房

〔「房」は部屋の意。女官の部屋が原義。「にょう」は慣用音〕
①妻。自分の妻のことをいう場合に多く用いられる。にょうぼ。「—の尻に敷かれる」
②宮中に仕え、房(=部屋)を与えられて住む女官の総称。出身階級によって上臈・中臈・下臈に大別される。また、院や諸宮・貴人の家などに仕える女性をもいう。「家の御建、—などのうかがうを/枕草子」
③女性、また愛情の対象としての女性をいう。中世・近世の用法。「あたりの—をかたらふて、ただ今これへおしよせらるる/狂言・髭櫓」

女房は配偶者を表す言葉としては間違っていないようです。②の宮中に仕えて云々は知りませんでした。

女房も若い人はあまり使いません。僕のおじさんが女房って呼んでいたような。

配偶者である女性。⇔おっと。「—を娶る」「新—」「糟糠の—」

すばり配偶者を表す言葉として一番シンプルな説明ですね。また、ここまで色々な単語を調べてきて、度々説明の中に「妻」とあった様に、配偶者の呼び方として一番正しいように思えます。

連れ合い

①連れ合うこと。連れになること。「帰り道で―になる」
②連れ添う相手。配偶者。また、夫婦の一方が第三者に対して相手をいう称。「―に死に別れる」「―との仲はうまくいっている」

「夫婦の一方が第三者に対して相手をいう称。」とあるように正しい言い方のようです。ネガティブな例文が載っていますが、確かにそういう使い方もしますね。

番外編「ワイフ」を辞書で引いてみた。

ワイフ

妻。女房。家内。

ワイフは英語で配偶者を表す単語です。その訳として「妻」「女房」「家内」が載っているという事は、意味合いとして正しいのはこの3つとも言えます。

まとめ:辞書を引いてみて

実際に辞書を引いてみるとそれぞれ深い意味合いがあり興味深かったです。全体的に「家を守る」という意味合いが込められているのは、日本的というか、時代を感じさせられました。

女性と男性の関係が対等になってきて、今後は呼び方がどう変わっていくのか興味深いです。僕はこれからも「妻」と呼ぶ事にします。

皆様はどうでしょうか?

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