我が家では、ごはん炊き専用の土鍋「かまどさん」を愛用しています。
妻が元々「かまどさん」を持っていたのですが、私は長らく「土鍋で炊くとか面倒くさそう。難しそう」と思って頑なに炊飯器を使って炊いていました。
半年前くらい前に、初めてかまどさんを使って炊いてみたら、思っていたような面倒さも感じず、炊けたご飯がとても美味しかったことに感動。それからは炊飯器を一切使わず毎回かまどさんでご飯を炊いています。
そんな愛用しているかまどさんを紹介します。
かまどさんとは
かまどさんは伊賀焼窯元 長谷園さんの製品。
火加減いらず、吹きこぼれなし、ガス直火の炊飯土鍋。ご飯を美味しく炊くために考え作られたご飯専用土鍋なんです。
おいしさの秘密はこちらを参照してください。
サイズもひとり暮らしから大家族まで使えるように一号炊、二号炊、三号炊、五号炊の4種類が用意されています。
かまどさんを作っている長谷園は三重県伊賀市に拠点を置く、伊賀焼の窯元です。天保3年(1832)から続く歴史深い窯元で、現当主の長谷優磁さんが七代目当主だそうです。
「登り窯」をはじめとする様々な建物や施設は、国の登録有形文化財として登録されているとのこと。すごい・・。
特に登り窯はかっこいいのでぜひ公式ホームページをごらんください。
「日常の器だからこそ こだわりたい。作り手は真の使い手であれ!」をモットーに、楽しさ、おいしさに出あえるさまざまな卓上調理器を作り出している会社です。そんな窯元の製品だから品質もばっちり。
かまどさんで炊くご飯の手順
我が家で使っている3合炊のかまどさんでご飯を炊く手順です。※サイズが変わると火にかける時間が変わります。
1.ざるでお米を洗い、水気をきる
やりすぎ禁物。適度に洗えばそれで良いです。無洗米の場合はこの工程すっとばし。
2.かまどさんに米と分量の水を入れ、20分間吸水させる。
吸水することで、米に水分が行き渡り、むらなくふんわりと炊きあがります。この工程は省いちゃダメです。ほっておけばいいんですから。
ここまでは炊飯器と一緒です。
3.かまどさんの蓋をして12-13分、中火にかける。
かまどさんは、2枚の蓋でお米を美味しく炊くために最適な蒸らし状態を作ってくれます。
穴が重ならないように、中蓋は左右に穴が来るように蓋をし、外蓋は後ろ側に穴が来るようにかぶせ、火にかけます。
火加減はこのくらいでやってます。
4.蒸気が勢い良く出始めてから1−2分で火を止め、そのまま20分蒸らしたら出来上がり
勢い良く吹き出た蒸気の写真はうまく撮れなかったんですけど、「シュー!!」って感じで、外蓋の穴から蒸気が飛び出してきます。そうしたら1−2分程度で火を止めて、後は20分蒸らしたら炊きあがりです。
1分程度長めに火を入れておくとお焦げが出来ます。この辺はお好みで調整できます。
ご飯が炊けたら、全体を混ぜて美味しく頂きます。
早めに炊けてしまった場合も、蓋を閉じたままにしておけばかなり長い時間保温できます。土鍋は保温性が抜群です。
調理時間にして1時間程度。炊飯器とあまり変わりませんし、工程も1回火を入れるだけ(しかも火加減は調整しなくてOK)で、手間は炊飯器とそこまで変わりません。
でも味は全然違いますよー!やっぱり土鍋で炊くご飯は美味しい。毎回実感しています。
今まで何十回と炊いてますけど、一回も失敗したことはないし、少しやり過ぎてもお焦げができるくらい。おこげも美味しく頂きます。
炊き込みご飯やまぜご飯。かまどさん活用法
そんなかまどさんを使って作る炊き込みご飯も絶品です。
「鮭とイクラの土鍋ご飯」もほらこんなかんじ。
「焼き帆立と長いもの土鍋ご飯」も美味しそうに炊きあがりました。
シンプルに「鯛めし」もこんなふうに。
ちょっと洋風に「タコとオリーブのトマトごはん」も美味しく炊きあがりました。
炊きたてご飯にわかめとしらすと炒り胡麻をたっぷりと
お米を潰さないように優しくまぜて
おにぎりにして頂いちゃいます。
炊飯器で炊くより断然美味しい。主食のお米が美味しく炊けるとご飯全体がご馳走にかわります。
かまどさん、いかがでしょうか?おすすめです。
4人家族くらいまでなら3合炊きがちょうど良いサイズです。
かまどさんを使ったレシピ本も出てます。